ニュースリリース

3月8日の当社株価急落の一因と考えられるGroup Lease PCLとの関係について

2017年3月10日
Jトラスト株式会社

						

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当社の株価は3月8日に急落しましたが、その一因がGroup Lease PCL(タイ王国、代表 此下益司氏、タイ証券取引所一部上場:ティッカーコードGL、以下「GL」といいます。)の株価下落によるものであると考えております。GLの株価は前年度決算に対する監査法人の意見を取り上げた、タイの一部報道機関の報道を受け急落いたしました。当社では、GLの株価の動きが保有するGLの転換社債の評価損益を通じて当社の利益に影響を及ぼすことから、3月8日の当社株価の急落の一因となったものと考えております。GLの親会社である株式会社ウェッジホールディングスが、3月8日にWeb上で公表したプレスリリースによれば、GLの財務諸表が適正である旨の記載がされた監査報告書を受領している説明があり、GL株の急落は一部報道機関による誤報によるものと思われます。  
(参考) 株式会社ウェッジホールディングスから公表されておりますプレスリリースは以下のURLを参照ください。 http://www.wedge-hd.com/cms_v2/assets/files/NEWS/2017/p20170308.pdf
GLのDigital Finance事業については、現在、タイ、カンボジア、ラオスなどASEAN地域を中心に7ヶ国で順調に業容を拡大しており、今後はアフリカや東欧にも進出を企図しています。また、2016年度は10億6,000万タイバーツにのぼる年間最高益を更新するなど着実に成長を続けております。 当社グループはGLを戦略的パートナーとして、東南アジアの新興国などにおける成長機会を取り込むことで、共に事業拡大を目指しております。 今回のGLの株価下落については誤報が要因となったものであり、事業に関連するものではなく、将来の業績に影響を及ぼすものではないと考えており、当社グループでは、GLとの協業関係は何ら変わることなく、今後も引き続きGLを戦略的パートナーとしてインドネシア及びその他のASEAN市場でリテール・ファイナンスに注力し、事業の成長を推し進めていく予定であります。   ◆GLとの関係について Jトラストグループは、これまで、日本国内において確立し、成長の源泉となってきたリテール・ファイナンス及びアミューズメント事業・不動産事業におけるビジネスモデルを海外において展開することとして、2013年10月7日、JTRUST ASIA PTE.LTD.を設立し、成長著しい東南アジアでの事業展開を図っております。その一環として、タイにおいて積極的に販売金融事業を展開しているGLの事業拡大を当社のネットワーク及びノウハウを活用しつつ積極的に支援するために、2015年5月22日に引受完了した転換社債の株式転換権を2015年12月30日付けで行使し、発行済普通株式の6.43%を取得しております。また、2016年8月1日付けで転換社債130百万USドルを引受け、さらに2016年10月31日付けで新たに転換社債50百万USドル引受けの申し入れを行うなどさらなる関係強化を図っております。   ◆PT Group Lease Finance Indonesia(以下、「GLFI」といいます。)の設立 GLを戦略的パートナーとしてインドネシア及びその他のASEAN市場でDigital Finance Platformを利用したリース業及びコンシューマーファイナンス事業の成長を推し進めていくためのマルチファイナンス会社(GLFI)を共同で設立し、2016年7月より営業を開始し、足元では黒字化を実現しております。GLFIは当社の持分法適用関連会社に該当し、持株比率に応じた利益が見込まれます。また、当該事業は、インドネシアの農機具購入者に対し、GLFIが顧客獲得、審査、回収などを行い、当社子会社のPT Bank JTrust Indonesia Tbk.が融資を行っております。融資残高も順調に積みあがっており、2017年2月末現在、591億ルピアとなっております。今後、販売対象商品や規模の拡大に伴い農業関連融資の大幅な増加が見込まれ、同行の収益貢献にも大きく寄与するものと考えております。  

以 上

本件に関するお問い合わせ先

Jトラスト株式会社 広報・IR部